晴れ時々曇り

とあるオタクの独り言

2019/3/25 新しい世界への旅立ち

忘れもしない2018年11月30日、ジャニーズJr.の萩谷慧悟くんがジャニーズ事務所を辞めた。19時に更新された突然の事務所からのお知らせ。タイムリミットまであと5時間。そのとき私は帰宅途中の電車に揺られていた。マスクをしていたから周囲にはバレなかったかもしれないけれど(バレていたかもしれない)静かに泣いた。電車を降りて最寄り駅から自宅までの道のりも涙は全然止まらなくてボロボロに泣きながら帰宅した、それと同時に、私の萩谷担としての人生は幕を下ろした。
「新しい道に進む萩谷慧悟くん、がんばれ!いってらっしゃい!」という言葉を最後に残して。

もう会えないと思った。寂しいけれど表舞台に帰ってきてとは言えなかった。萩谷くんは大学4年生だし、このまま一般人として生きていくのかな。だとすれば、悔いのないように生きてくれればいいな。どんな形であれ絶対に幸せになってね。と。ただそれだけを願った。
世界でいちばん幸せになってほしい人。それが私にとっての萩谷くんだった。

12月某日、スティールパンという楽器を使ったコミュニティの演奏会の場に萩谷くんの姿はあった。楽しそうに演奏していた。ああ、元気そうで良かった。やりたいことが見つかったのかな。幸せになってね。そう思った。

年が明けて、何してるかな、元気かなとは思いながらもきっと好きなことを頑張っているんだろうなと思っていた。

そして、2019年1月10日。Twitterを開いてびっくりした。萩谷慧悟という名前が、キリッと凛々しく写った宣材写真と共に、舞台『仮面ライダー斬月』-鎧武外伝-に出演するという情報が飛び込んできた。あまりにもびっくりしすぎて涙は出なかった。とにかく顔が良いことだけしかわからなかった。

突然で、しかも、まさか、こんなに大きなお仕事を、萩谷くんが1番に掴んでくるなんて微塵も思わなかったから尚更びっくりした。(萩谷くんごめんね…)

萩谷慧悟が、表舞台に帰ってくる。

私自身、諦めていながらも、どこかで少しだけ期待して、ちょっぴり諦めきれていなかったんだと思う。飛び上がるくらい嬉しくて、すぐにこのアカウントを作った。今まで使っていたアカウント(今も使っている)は主にジャニーズの話をするためのアカウントだから、これはさすがに違うジャンルだ、と、思った。だけど、でも、何がなんだかわからなくて、わからないけれどオタクの性なのかパッと初日と千穐楽と場所と公演日を確認して、自分のスケジュールを確認して、とりあえず行ける日はどこかのチェックは秒で行った。オタクなのでわからないなりに勝手に脳は動く。そんな自分にちょっと笑った。
チケットはどうすればいいのか、未知の世界だった。いわゆる2.5次元と言われる舞台のチケットを取り扱っているサイトでの申し込みが必要だとか。キャストさんの先行があるだとか。全てが未知で戸惑った。
私の友人の中には2.5次元の舞台に詳しい人たちもいた。倍率の話や出演者の話、チケットの話を聞いた。持つべきものは友…本当にありがたかった。

ワクワクした。萩谷くんにまた会える。信じられなかったけど、夢じゃなくて、現実で。あの日止まったもう動くことはないだろうと思っていた時計の針がまた動き出した気がした。

それから少しずつ情報が解禁された。舞台のビジュアルポスターが発表され、最高に顔が良いと唸った。主演の久保田悠来さんとのインタビューもあった。個人のインタビューもあった。Kと大きく書かれた洋服を着ていて、大々的に自身のイニシャルが入った服を着せられた萩谷くんがあまりにも可愛くて転がった。そして相変わらず顔が良い。
インタビュー内容も今が充実していると伝わる内容で、嬉しかった。共演者の皆さんから「慧悟」「萩さん」と今までの愛称「萩ちゃん」とは違った呼び方で呼ばれていた。なんだか新鮮。共演者の皆さんと仲良しみたいで安心した。こういうときすぐ親みたいな気持ちになってしまうのは何でだろうか。美味しいご飯食べて暖かくして寝てね…みたいな。

萩谷くんに会える喜びが大きすぎて舞い上がっていたけれど、直前になって途端に不安になった。Twitterにも一度書いたのだけれど、萩谷くんのことを私は好きだと思っているけれど、ジャニーズ事務所を辞めた萩谷くんのことも好きでいられるのか。という自分の中の問題。

私は根がジャニオタだ。何だかんだあっても結局はジャニーズイズムが大好きで、過去、そして今、私が好きになった人たちはまだジャニーズにいる。退所や脱退、その当事者のファンとしての経験を私はしたことがなかった。萩谷くんが初めてだった。だからこそ、ジャニーズという肩書きがある萩谷くんのことを好きだったんじゃないのか、今、新たな道に進もうとしている萩谷くんを見て、前と同じ熱量で好きだと思えるのか。不安だった。

それでも、仮面ライダーという大きな作品に関わる新しい萩谷くんをこの目でしっかり見届けたい。見届けるには仮面ライダー鎧武の知識を少しでも知ったほうがいいだろう。初日までに全話見ようと思っていたが、さすが仮面ライダー。話数が多い。残念ながら初日の段階では時間の都合上20話までしか見ることができなかった。でも20話までとりあえず一気にのめり込んで見ることができたし、面白い。駆紋戒斗が好きだ。

そして、迎えた初日。緊張しすぎて生き急いだ結果15時過ぎには日本青年館ホールに着いた。入場開始は16時、開演は18時だ。あまりにも早すぎるので私は落ち着いてほしい。
ブロマイドセットの萩谷くんの顔の良さに感動したり、アクリルスタンドのランダムに悩まされたりと初日からかなり慌ただしかった。
約1年ぶりに生の萩谷くんを見れるという純粋な喜びと新たな道に進もうとしている萩谷くんを見るという少しの不安を抱えて、観劇。

感想を一言で表すと「好き」
ストーリーに全く触れていなくて申し訳ないけれど、とりあえず「好き」の気持ちが最初にきた。

好きだった。何にも変わらず萩谷くんのことを好きだと思えた。嬉しかった。約1年ぶりに見る萩谷くんは堂々としていて、かっこよくて、凛々しくて、アイムという役を演じているからか別の人みたいに思えた。ただ顔がとびきり良かった。
カーテンコールで深々とお辞儀をする萩谷くん、笑顔で手を振る萩谷くんを見て、本当に萩谷慧悟が表舞台に帰ってきたんだと実感した。でも、不思議と涙は出なかった。
ただ、「好き」の気持ちだけが大きく残った。心から大好きだと思った。

新たな道に進んだ萩谷くんを見て、変わらず好きだと思えたことに安堵した。どんなところにいても萩谷くんは萩谷くんだった。萩谷慧悟として表舞台に帰ってきた萩谷くんがそれはそれはかっこよくて、好きだーーー!!と山や海に向かって叫びたくなった。それくらい晴れやかな気持ちだった。

そんな初日だった。

2019年3月9日、私は萩谷慧悟くんのことをもう一度好きになった。俳優萩谷慧悟くんのファンになったのである。

仮面ライダー鎧武の世界観を少しでも掴んで観劇したからか、萩谷くんが変身したとき、とても感動した。チーム名がオレンジライドだし、事前のインタビューでも変身するとは言っていたので、ロックシードはオレンジかなとは思っていたけれど、萩谷くんは立派なアーマードライダーに変身した。そして叫ぶ「ここからは俺達のステージだ!」と。「生きるために戦う!」と。「俺達の手で、俺達の未来を掴むんだ!」と。ガツンときた。

事務所を辞めて、最初に掴んだお仕事で、変身して強くなって戦っていく。こんな出来過ぎたストーリーがあるだろうか。リアルと舞台を混同させるつもりはない。つもりはないけれど、舞台の真ん中で高らかに叫ぶ萩谷くんがあまりにもかっこよかったし、魅力的だった。

萩谷くんなら、どこまででもいける気がした。何にでもなれる気がした。可能性は無限大だ。

萩谷くんの新たな道への最初のお仕事がこの舞台『仮面ライダー斬月』-鎧武外伝-で良かった。心からそう思う。斬月のカンパニーも本当にあたたかくて優しさに溢れていて、こんな素敵な場所で新しい道に踏み出せた萩谷くんは恵まれているとさえ思う。いちファンが言うことでもないけれど、萩谷くんは私の誇りだ。いつだって真っ直ぐで、真面目で、わかりやすいのにわかりにくい不思議な人。応援していて楽しくて仕方がない。

ちなみに初日を終えて次の観劇までに鎧武本編/外伝/映画と完走した。見進めていく度に作品の虜になり今では駆紋戒斗のド新規オタクと化した。チームバロン一生愛す。元々特撮にはほとんど興味がなくて、仮面ライダーは全くといっていいほど私にとっては遠い存在だった。どうしてこんなに素敵な作品を当時見なかったのだろうと後悔した。それほど仮面ライダー鎧武という作品が素晴らしかった。

それと同時に仮面ライダー鎧武という世界線に萩谷くんが存在していることの凄さを目の当たりにして改めてとんでもないお仕事を掴んできたな!?と思った。人気の作品なだけに、舞台化に対していろいろな思いを持ってたくさんの人が観に来たと思う。萩谷くんを知らない人、もちろんたくさんいたはずだ。そんな中で、アイムという役を演じた萩谷くん。オリジナルキャラクターとはいえど世界線は同じ。原作ファンの方々にどう映るのか不安もあった。けれど、そんな不安も意味のない感情だった。「アイム役」で検索したらたくさんの人が褒めてくれていた。嬉しくて嬉しくて、初めて涙が出た。会見でも脚本・演出の毛利さんが「慧悟はキラキラしている。本編と舞台版をつなぐ重要なキャラクターですが、本読みの段階から『この子でよかった』『この子でいける』という確信がありました」と言ってくださったり、久保田さんも「僕も彼でよかった」と言ってくださった。嬉しい。ありがとうございます。

舞台『仮面ライダー斬月』-鎧武外伝-、そして仮面ライダー鎧武に出会わせてくれた萩谷くんには感謝しかない。私は幸せ者だ。

萩谷くんは今、幸せだろうか。幸せだと思ってくれていたらいいな。

この舞台を終えたら萩谷くんはどうするのだろう。舞台を観に来てくださった関係者の方々に見つかって何か新しいお仕事が決まればいいな、とか思ったり。まだ京都公演は残っているけれど、ひとまず東京公演お疲れ様でした。日本青年館ホールに立つ萩谷くん、本当にかっこよかったです。
大学卒業もおめでとう!

萩谷くんのやりたいことが叶う世界でありますように。どこにだって行けるよ。だって萩谷くんはスーパーマンでヒーローなんだから。今の萩谷くんは最強で無敵だ。

2019.3.25